風車で起こした電力で回すもの

自然エネルギーで遊ぶ、という課題で、お店の入口に風車を取り付ける。

このお店は、千葉市中央区新田町の炭焼きイタリアンのカッチャ・アル・テゾーロ。元々、アメリカの農村地帯の平原にポツンとあるバーンと呼ばれる畜舎をイメージして店内をつくらせていただいた。

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コンセプトからも、入口の風車が似合う。

普通、市販の風力発電用の風車といえば、400W型が1.2mの直径だったりして、決して小さくない。

そんな大きなものをつけられる場所は、街中の低い場所にはなかなかないから、普通のお店の前で2.5mくらいの高さにつけられるのは、せいぜい直径40~50センチがいいところだろう。

となると、もちろん生み出す電力も小さい。電気クリエイターAさんによれば、調子よく回っているときに、おなじみの1.5Vの乾電池よりもちょっと弱いくらいの電力を生み出せる程度らしい。

そうやって生み出した小さな電力で、店内の何かを動かしてみることを考える。天井にモーターを取り付けて、ぶら下げてくるくる回るものについて、考える。このお店にふさわしいものは、何か?

思いついたのは、アメリカのウエスタン映画などでよく出てくる回転草(tumbleweed)。ほこりの塊かと思っていたら、あれ自体が植物で、風でゴロゴロ転げまわることで種をまき散らしているらしい。バーンと回転草。そして、風が吹くと、回転草が回転する。とても相性がいい。

麻ひもなどをほどきながら、回転草をつくってみる。

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Aさんがそれを、お店を入ったところの天井にぶら下げて、単三乾電池で動かしてみる。

これを風車の起こす電気につないでみるが、うーん。ただ、回るだけでは、仕掛けとは呼べないか・・・。

そんなわけで、もっとお店を愉しくするものはなんだろう?と、次のステップへ進む決意をする。もっと、仕掛けと呼べるようなものを取り入れよう、と。

上述のように、動かせるものの重量は限られている。今度は、壁にモーターを取り付けることを考える。Aさんによると、それを軸とする回転体で直径30センチくらいのものなら、せいぜい1kgくらいまでだそうだ。

そんな条件で私、田中が考案したのは、下図のような装置。1回転するごとに鐘が「カーン」となるような装置だ。

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垂直軸風車の一タイプとして考えられた仕組みを、そのまま水平軸にして応用したものだ。

制作スタッフの池田が、メインの部分をかたちに変えて、手で動かして実験。

概ね、成功のようだ。さて、今後、どのようなものに仕上げていこうか?

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